• "個人情報保護制度"(/)
ツイート シェア
  1. 山形市議会 2011-06-22
    平成23年厚生委員会( 6月22日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成23年厚生委員会( 6月22日) 厚生委員会   日   時   6月22日(水) 10時00分~11時47分 場   所   第3委員会室 出席委員    中野信吾武田新世,高橋公夫田中英子佐藤亜希子,         伊藤香織斉藤栄治小野 仁,加藤賢一 欠席委員    なし 当局出席者   市民生活部長健康福祉部長子育て推進部長済生館事務局長,         関係課長等 委員長席    中野信吾 協議事項    1.議第41号 山形市立病院済生館条例の一部改正について         2.報第4号 専決処分承認について(山形国民健康保険条例の一                部改正について)         3.報第5号 専決処分承認について(山形国民健康保険税条例の                一部改正について)         4.請願         (1)請願第4号 シルバー人材センターに対する国の補助金確保を求                  めることについて         (2)請願第5号 多発性硬化症MS)の経口治療薬フィンゴリモド
                     (FTY720・ジレニア錠)の早期承認を求め                  ることについて         5.報告事項         (1)情報公開制度及び個人情報保護制度運用状況等について         (2)財団法人山形健康福祉医療事業団 平成22年度決算及び平成23            年度事業計画等について         (3)社会福祉法人山形社会福祉事業団 平成22年度決算及び平成23            年度事業計画等について         6.行政視察について      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1.議第41号 山形市立病院済生館条例の一部改正について  (済)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   新しい診療科ができることは結構なことだが,設置することによって業務や財務の改善につながる部分や,逆に他の診療科人員配置などで負担がかかる部分などはないのか。 ○(済)管理課長   財政的な面では,今回の脳・血管放射線科医師が昨年の11月から来て,脳の診療科入院患者数が2割ほど増えている。この状況が続けば,病院の経営的にはプラスの効果が出てくる。治療人員体制としては,医師2人,看護師2人,放射線技師1人となる。昨年の定数改正で決定した,これから5年間の55名の増員の中で対応可能だと考えている。 ○委員   事前にその辺を承知して関連する職員を配置したということであるが,後々になって他からきつくなったので,さらに体制をきちんとしないと診療科を設けた意味がないといったことにならないのか。 ○(済)管理課長   今の病床稼動状況のままであれば,増員内枠でできると考えている。急激な患者さんの増加という予定外のことがあれば,院内で体制を見直すことは必要と考えている。 ○委員   脳血管治療医状況はどうか。 ○(済)管理課長   県内には脳血管治療医は,指導医1名,専門医3名となっている。そのうち,指導医1名と専門医1名が済生館にいる。 ○委員   脳血管医師済生館に2名いることで,救急搬送など患者が集中することが想定できるが心配はないのか。 ○(済)管理課長   現在の状況は,血管撮影件数が1日当たり1.7件程度なので,現在の体制で十分対応できると考えている。 ○委員   体制の中でやるとのことだが,患者が増え新しい診療科に正職員を配置するため他の診療科臨時職員になるということはないのか。 ○(済)管理課長   館長は,医療の質と安全が一番必要であると常々言っており,患者が増え質の担保,医療の安全が図られないということになれば定員の見直し等が必要になってくると考えている。 ○委員   診療科が増え患者は増えると思う。人員体制については,特にレントゲン技師についてはきちんと対応してほしい。 ○委員   脳外科との関係はどうなるのか。 ○(済)管理課長   脳外科は外科的な手術を行うもので,今回の診療科脳血管内の血栓等血管を通して治療していくものである。脳・血管放射線科は脳卒中の患者対象で,患者に対しては脳外科脳神経内科,脳・血管放射線科が連携してどの治療方法がよいか判断して治療していくことになる。 2.報第4号 専決処分承認について(山形国民健康保険条例の一部改正について)  国民健康保険課長説明を了承し,報第4号については,全員異議なく承認すべきものと決定した。 3.報第5号 専決処分承認について(山形国民健康保険税条例の一部改正について)  国民健康保険課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   限度額の引き上げに関わる対象者はどれくらいか。また,収入はどれくらい変わるのか。 ○国民健康保険課長   約1,600世帯が対象になる。また,国保税影響額は,約4,400万円の収入増になると試算している。 ○委員   今回の課税限度額については承認するが,国保税負担感が重いので今後も国保税の引き下げに努めるようにお願いしたい。   大要以上の後,報第5号については,全員異議なく可決すべきものと決定した。 4.請願 (1)請願第4号 シルバー人材センターに対する国の補助金確保を求めることについて ○委員   高齢者の方から就労してもらう必要があり,シルバー人材センターは有効な役割を果たしているので願意妥当と考える。 ○委員   地域のつながりの核になっている面もあり,シルバー人材センターが存続できるようにするため採択すべきと思っている。  大要以上の後,請願第4号については,全員異議なく採択すべきものと決定した。 (2)請願第5号 多発性硬化症MS)の経口治療薬フィンゴリモドFTY720・ジレニア錠)の早期承認を求めることについて ○委員   難病の方が海外だと薬が承認され治療選択肢があるのに対して,日本では安全性確保から承認が遅れ,救えたかもしれない命が奪われている。患者の望む医療に近づけるためには願意妥当と考え賛成する。 ○委員   多発性硬化症について(済)事務局長から説明をお願いしたい。 ○(済)事務局長   調べた範囲内であるが,脳,脊髄の中枢神経系神経線維を保護している膜が損傷することで起こる病気で症状は請願文書に書いてある通りである。経口治療薬フィンゴリモドは,アメリカでは昨年の9月に承認され,スイス,オーストラリアでは今年の1月,EUでは今年の3月に承認されている。日本では,昨年の12月に承認の申請を出している状況である。 ○健康福祉部長   全国では1万4,227名,山形県では150名の患者がいる。 ○委員   注射は小さい子にはストレスがかかるものであり,採択すべきである。 ○委員   選択肢を広げることで有効に機能すると思うので賛意を示す。  大要以上の後,請願第5号については,全員異議なく採択すべきものと決定した。  なお,案文は正副委員長に一任の上,6月24日の全員協議会終了後に審査することとなった。 5.報告事項 (1)情報公開制度及び個人情報保護制度運用状況等について   市民相談課長から,別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   権利乱用判断基準についての説明があったが,請求はどのようになっているのか。 ○市民相談課長   行政文書公開部分では個人請求件数297件のうち多い方が219件,個人情報開示請求部分では総請求件数85件のうち66件の請求となっている。 ○委員   判断基準説明しているのか。 ○市民相談課長   個別に説明はしていないが,必要であれば適正な請求について説明する。 ○委員   行政文書公開が275件増加しているとの説明があったが,増加理由としては多い方からの請求が増えたということでよいのか。 ○市民相談課長   そのとおりである。 ○委員   判断基準はどのように制定されているのか。 ○市民相談課長   部長決裁として制定している。 ○委員   情報公開制度一般市民から見る部分と,行政から情報を開示して提供する部分があると思う。後者の部分については,健康福祉部関係ではいろいろな部分で難しいところがあるが,市民団体町内会から提供を求めてくる。例えば,民生委員福祉協力員防災等事業をやろうとした時にどうする云々とか。適切に随時情報公開をしていくべきといった内容や運用関係について,話し合い等が持たれているのか。 ○市民相談課長   条例改正方向で進んでいたが,審査会を3回開催し意見をいただいた。審査会では,現段階では条例化は早いのではないかという意見をいただいたので,民法の一般法理に基づいて権利乱用についての対応だけはしなければならないということになった。また,出せる情報は積極的に出していく方向は必要であり,市民からの要望もいただきながらどういったものがどういう形で出せるかということは関係課と協議している。 ○委員   権利乱用への対応一般市民サービス提供との公平性から毅然とすべきであり判断基準はよいと思う。しかし,行政としての情報提供の面などに課題があると思うので,所管だけでなく広範な形での話し合い行政内部でやっていってほしい。 (2)財団法人山形健康福祉医療事業団 平成22年度決算及び平成23年度事業計画等について   長寿支援課長から,別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   介護職員処遇改善交付金収入として入っているが,介護職員待遇改善が図られているのか。給与の支出を見ると減っているようにも思えるがどうか。 ○長寿支援課長   介護職員処遇改善交付金は,一人当たり約1万5,000円上げようとして県から交付されているもので,給与アップが図られている。決算については,職員の異動もあるので違ってきているのではないかと考えられる。 ○委員   介護の職場は3Kといわれ介護職員の担い手がいないという問題になっているので,きちんと対応していただいているとのことでよい。事業団のことであるが,市としても適正な施設運営になるよう指導や手当てができるようならさらに改善を進めてほしい。 (3)社会福祉法人山形社会福祉事業団 平成22年度決算及び平成23年度事業計画等について   生活福祉課長から,別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   菅沢デイサービスセンター事業報告で,これ以上の稼働率アップは望めない状況にあるとのことだが,今後の運営方向をどのように考えているのか。 ○長寿支援課長   西部地区にはデイサービス利用できる施設が多いことが要因となっている。 ○健康福祉部長   そのほかに,菅沢では認知症デイサービスを実施しており,経営的には厳しい。しかし,経営だけを考えてやめる訳にはいかない。 ○委員   安心して高齢者利用できることが一番であり,稼働率アップは目指さないということで他のところで穴埋めしていくべきで,運営方向を見据えていかなければならないと思う。認知症デイサービス利用が少ないのはなぜか。 ○健康福祉部長   認知症の方はいるが,なぜ利用しないのかはわからない。 ○委員   施設を維持していくためにも利用者に特段のサービスできるようなアイデアを取り入れながら運営してほしい。 ○委員   平成22年度一般会計収支内訳役員報酬が,予算額93万6,399円に対して決算額が37万6,000円となっており半額以下となっているのはなぜか。 ○健康福祉部長   3月の東日本大震災の後に理事会評議員会予定していたものを持ち回りにしたため残ったものである。 ○委員   了承した。以前は議会から評議員を出していたが出さなくなった経緯があり,外部からきちんと意見を取り入れていく必要から理事会評議員会は充実していくべきと思ったため質問をしたものである。 ○委員   山形学園在籍者33名のうち障がい者が15人,しかも入所の理由が虐待とする者が26人となっている。このことから職員が相当大変ではないかと思う。山形学園職員配置状況はどのようになっているのか。 ○子育て推進部長   正職員が10人,臨時職員が10人,パートの職員が4人となっており,24人でローテーションを組みながら運営している。 ○委員   人数を聞いて少し安心したが,状況をよく見ていただいて必要な対応をお願いしたい。 ○委員   山形学園で車を購入するとのことだが,他の施設を含め今後対応しなければならないものはあるのか。 ○健康福祉部長   蔵王通勤寮の改築を今年度予定している。これは,障害者自立支援法改正により2人部屋を1人部屋に改造していくものである。それ以外に困っていることは特にない。 ○委員   大きな震災があって各施設防災計画を強化していくことが必要と思うが,山形市として呼びかけていく予定はあるのか。 ○健康福祉部長   山形市として予定していないが,それぞれの施設で今回の災害を踏まえて訓練をやっていくものと考えている。 ○委員   こまくさ学園ナイトセミナーを開催しているが,研修時間が18時30分から20時までとなっている。この時間帯では保育所放課後児童クラブ関係者の参加が難しいのではないかと思うが,市としてはどのように考えているのか。 ○生活福祉課長   こまくさ学園で所管しているものであり,委員からの要望を伝えていきたい。 6.行政視察について  正副委員長に一任されていた委員会行政視察視察先視察項目について,次のとおり決定した。  また,委員長より,斉藤栄治委員が2班から1班に移動になったこと及び1班には健康福祉部長子育て推進部長,2班には市民生活部長済生館事務局長が同行することが報告された。 ┌───┬────────────────┬─────────────────┐ │   │     1    班     │     2    班      │
    ├───┼────────────────┼─────────────────┤ │日 程│7月5日(火)~7月7日(木) │7月20日(水)~7月22日(金)  │ ├───┼────────────────┼─────────────────┤ │   │中野信吾委員長高橋公夫委員, │武田新世副委員長小野仁委員,  │ │委 員│田中英子委員佐藤亜希子委員, │加藤賢一委員           │ │   │伊藤香織委員斉藤栄治委員   │                 │ ├───┼────────────────┼─────────────────┤ │   │【北海道恵庭市】        │【大阪府池田市】         │ │   │①えにわっ子安心プランついて  │①高齢者安否確認に関する条例基づ│ │   │【北海道釧路市】        │ く取り組みについて       │ │視察地│①生活保護自立支援プログラムにつ│【岡山岡山市】         │ │と項目│ いて             │①がん対策推進条例に基づく取り組み│ │   │【北海道帯広市】        │ について            │ │   │①びひろこども未来プランについ│【香川県高松市】         │ │   │ て              │①幼稚園保育園一体化施策(就学前│ │   │                │ 教育)の取り組みについて    │ └───┴────────────────┴─────────────────┘...